成長するものだけが生き残る

成長するものだけが生き残る
この本のお蔭で、僕のスコトーマ(盲点)がはずれた。

この本のまえがきに

成長したいという欲求は、人間だけが持つ欲求で、他の動物にその欲求はありません。心理学者のマズロー博士がいうように、私たち人間は低次元の欲求から始まって…自己実現欲というように、たえず欲求を高度化させずにはいられません。

夢を描く、ひとつひとつ目標を描き、段階的に達成していくことに喜びや幸せ、その達成プロセスを通じて自分の能力や内面を向上させていくことが成長だと説いておられる。

この本の著者、上原先生は、ゼロエミッション技術の開発の風当たりが非常に厳しい時代から、やめさせようと様々な圧力を加えられずもめげずにやり遂げた方。海洋温度差発電の第一人者で、そのプロセスで内面をどのように強くして夢を実現させるのかという秘訣が、この本にまとめられている。

「目標を口にすることで、成長回路を刺激する」では自己評価よりも他人からの高い評価がその人を著しく成長させる刺激になることを指摘。さすが教育者という一面をしめしておられる。

石原先生のブログでの紹介

ということで、この本から夢を実現させる秘訣について紹介しようと思う。

 

人工知能にコントロールされて生きるのではなく…

21世紀が進んでサイバースペース(仮想空間)と現実世界との境目が曖昧になってきた。いや、むしろ世界はすでにサイバースペースと一つに結合しているんじゃないかと感じる。

世界はインターネットの網の目が縦横無尽に張り巡らされている。そこにエネルギーが注入され時間的変化が生じ、変化の移動によって、まるで生きているかのように振る舞う。

この仮想空間と現実世界が結びついたのが、ネット社会だ。

もしエネルギー注入をやめて変化がなくなればシステム停止。時間的変化がなくなるのでエネルギーの消費が無い。

それがすなわち仮想空間の生命の死なのである。

仮想空間ではデジタル信号“面”で移動することになるので、二次元世界。時間軸を加えて時間変異と変化が起こる世界なので、三次元となる。

高次元世界から低次元空間を創造ーこれがネット世界の本質。

時間軸がそこに90度に交差する三次元世界。これが仮想空間でありネットの世界。そんな平面世界の中に住む生物は、その世界を自分の目で見て正確に認知することが出来ない。なぜなら二次元生命体だから。物理的に三次元世界を認知できない。

だが四次元世界に住む人間は平面で変化するネット世界を上から目線で認知できる。認知できるから作ることができる。いつでもどこにでも直接アプローチできるしアクセスできる。

この認知の限界は人間にも言える。四次元世界での出来事を人が目で見て正確な認知はできない。2つの目は、それぞれは見たものを平面で捉え、得られた平面画像を脳で重ねて立体補正しないといけない。

この世界を一目見てわかるようにするには、さらに高次元(五次元)に行くしかないが、そもそもそんな体を持っていない。それで三次元モデルを脳の中に作って、時間と共にどう変化するかを頭の中でイメージし、見えないところは想像して認識する。でも所詮は疑似モデル。

AIは低次元生命体

低次元世界であるネット世界に対し、人は創造者として行動しその権限を持っている。その世界を支配し自由自在に使う。それがインターネットの正しい使い方であり健全な見方。

器が陶器師に文句など言えないし、もし語る能力を持ったとしてもやはり陶器師に作られた器、文句を言う権限も指令する権限もない。所詮は人が作り出した社会の疑似モデルにすぎない。

創造物より創造者のほうが上位なのだ。だから対インターネット世界に対して人類は神性を備えて振る舞わなければならない。

これは人類の尊厳であり基本的人権だ。

この原理原則から外れて、低次元生命体を高度に発達させて人工知能とし、人の行くべき道を選択する決定の肩代わりをさせると…

その向こうにある社会に幸せはあるのだろうか?

自己意識をしっかり持とう

それで今、人それぞれが自己意識をしっかり持ち、手放しても構わないものやことを見極めて手放し、大切にすべき価値観を再認識し、守るべき大切なものをしっかりと守っていこうと訴える。

人は思考をフル回転させて夢を追うから生きていける。

人類の頭脳の中で永遠に向かって幸せを捉える挑戦を継続していくこと。
これが人の生きる道、人類が進むべき道なのだ。