成長するものだけが生き残る

成長するものだけが生き残る
この本のお蔭で、僕のスコトーマ(盲点)がはずれた。

この本のまえがきに

成長したいという欲求は、人間だけが持つ欲求で、他の動物にその欲求はありません。心理学者のマズロー博士がいうように、私たち人間は低次元の欲求から始まって…自己実現欲というように、たえず欲求を高度化させずにはいられません。

夢を描く、ひとつひとつ目標を描き、段階的に達成していくことに喜びや幸せ、その達成プロセスを通じて自分の能力や内面を向上させていくことが成長だと説いておられる。

この本の著者、上原先生は、ゼロエミッション技術の開発の風当たりが非常に厳しい時代から、やめさせようと様々な圧力を加えられずもめげずにやり遂げた方。海洋温度差発電の第一人者で、そのプロセスで内面をどのように強くして夢を実現させるのかという秘訣が、この本にまとめられている。

「目標を口にすることで、成長回路を刺激する」では自己評価よりも他人からの高い評価がその人を著しく成長させる刺激になることを指摘。さすが教育者という一面をしめしておられる。

石原先生のブログでの紹介

ということで、この本から夢を実現させる秘訣について紹介しようと思う。

 

“Money” お金を稼ぐ③ 感謝の本質

「ありがとう」という感謝の気持ちを受けたくてひたすら励む人も少なくない。「その言葉が聞きたくて頑張っているだけなんです。」と心がける人も多いと思うが、素敵なことだと私は思う。そういった実直な方々の元に感謝を届けたい。

届けるとは移動させること。「感謝を届ける」とは、感謝は移動できるものなので、届けられるということ。

「感謝を移動する」とはどういうことだろう?
そのまえに「感謝」について考えよう。

「感謝」とは?

「感謝」とは、ある人の心が動いている状態。どう動いているかというと、ある人の心にパワーが働いて「好意」や「愛情」を感じ、その人の心がパワー源に気持ちを「伝えたい!」と動かされている状態だ。

「感謝」とは、大切で貴重なものという尊厳を与え愛着をもって扱っている心の状態のことでもある。

「感謝を示す」とは、感謝を自分の内なるところから外に出すこと。

「感謝を示される」とは、感謝を受けた人が感謝を示す人からの自分への感謝の心を認識できたとき。

「あなたは大切な人です」と示し「わたしは大切にされている」と感じることができ、お互いに好意を示しあい、互いに「好かれている」と認めあうこと。これがあると人間関係はうまくいく。人はこれがあるので生きていられる。

このことをベースに人は成長し、チームを組み、互いを磨き、社会は発展する。

相互にこういった気持ちがあってモノの移動があり、コトが行われれば、それは社会をますます良い方向に発展させ充実させるものとなる。

 

“Money” お金を稼ぐ② パワーの換金

車外は雪景色。新神戸9時過ぎ発の新幹線に乗り滋賀県を高速移動中で、目的地は名古屋。新神戸―名古屋間がわずか1時間だから通勤圏だ。米原を通過していったが、この辺りなら280km/hで走っているはずだ。

エネルギーをふんだんに放出することができれば、パワーが生み出される。この1時間が価値あるものならば、新神戸ー名古屋感の高速移動に喜んで1万円支払うことになる。それは高速移動時に自分に与えられたパワーに1万円払うということだ。

「付加価値」とは、ある存在に対するパワーの付与。それによって得られる期待以上のパワーという価値だ。付加価値が高いとは、そこから得られるパワーが高いということになる。そういった付加価値の認められるものに、ふさわしい対価を支払うことになる。

パワーの換金とは、すなわちモノでもコトでも、パワーへの支払いということ。供給されたパワーの見返りの対価を支払うということだ。

もしパワーが発揮されないのに、お金が集められるだけなら?
それが泥棒、詐欺なのだ。

“Money” お金を稼ぐ ① パワーをどのように生み出すか?

お金”Money”は仮想的パワーであり、そのパワーを容易に別の場所に移動させ交換可能にする道具となった。前回まで4回に分けてその本質について語った。

パワーの源泉は、かつては全て人力だった。それが集まって国家という制度でそのパワーを集約させた。そうして集積され生み出されたパワーは、金”Gold”と交換可能と定め、金は仮想パワーの裏付けとしてふさわしい美しさと重さと耐久性と加工のしやすさと移動のしやすさとがあった。

やがて、そのパワーの源泉が石炭に、そして石油にかわり、そしていよいよ石油も他のものに譲るときがきた。より進んだパワーの源泉を人類は使えるようになってきた。これに関してはまた機を見て語りたい。

パワーを生み出しお金にする

パワーの源泉を持てばお金はいくらでも生み出せる。例えばサウジアラビアの石油王がそうだ。石油をタダ同然のコストで掘り出せば、全量が米ドルで支払われる。お金が湧いて出るかのように見えることだろう。

この石油は世界じゅうのどこでも使える。それを使いこなすような仕組みが世界じゅうに整っている。

パワー発生源の原点に立ってお金を稼ぐ本質を見よう

パワーの発生源は、実は誰もが持っている。人は生きているなら、だれもが自分のパワーを発生させられる。

では、その場で立ってみよう。続いて座ってみよう。

今、君のカラダの中で食べた栄養素が筋肉中で消費されパワーを発生させた。
この文章を読んで理解を進めているところで、頭脳の連接が電気信号を化学信号に変換しながら増幅し、その過程で栄養素を消費して熱エネルギーが発生している。体温はだいたい36℃で健康だ。

これを読んだ沢山の人々の中には「立った」「座った」をしてくれたことだろう。

君を動かすことができたなら、このブログ、この文字と文章に君のパワーが付与された。これをすなわち「付加価値」という。
感謝します。どうもありがとう!

こうして君だけではなく他の人も動かす。
そして心動かされ、さらにクリックし他の記事も読みたくなる。

なったでしょ?これこそ付加価値。

付加価値とは、自分ひとりのパワーは微弱でも、それをきっかけに他人の信任を得て思考を刺激し、心を動かし動作を促す、そんなパワーを発揮できる状態。
他人のパワーを引き出し連鎖的にその影響範囲を広げられる状態なのだ。

このように、パワーの発生源を自分(たち)を起点に連鎖的に影響範囲を広げ、他人の連鎖的なパワーを発生させられれば、ひとつひとつは微弱でも、それらを集積すると物凄く大きなパワーになる。

人の内なるところだけで起こるパワーから、心が動き、体が動き、別の場所に移動し、移動手段を用い、他人に伝え、その人がまた拡散させ…

このようにパワーの発生源が自分一人でも、それを起点に他の人のパワーを連鎖的に引き出せれば、それを1箇所に集約できれば、そのパワーは強大になる。このパワーをどのような形にするか?

この強力なパワーを換金できたとき、お金を稼いだという。

“Money” お金の本質はなにか?③ パワーコントロール

「マネー(money)」を日本語では「お金(おかね)」と呼ぶ。日本人にとって、「金(gold)」こそお金という認識があるからだ。

金(GOLD)は美しい輝きを放ち、錆びず薬品に溶けない、でも熱を加えて溶かすことができ加工もしやすく、たいへん希少価値があるとされている。そういったこともあり、その重さで価値を定めるのに大変都合が良かった。

その金(GOLD)でも世の中が生み出す価値を十分に保証することが難しい時代になり、お金(かね)をさらに十分に供給し、その価値を政府が保証すれば経済を一層活性化できることに多くの国が気づいた。すなわち、国家がパワーの源泉になればよい。

では国家はそのパワーをどこから生み出すのか?

石油がパワーの源泉に

高い価値があるとしても供給量が限られ、耐久性の高い金ではパワーの裏付けとして不十分となった時代。その代わりとしてふさわしいものが石油となった。

石油は消費することで即刻パワーを発揮する。加工することで様々な製品にすることができる。供給する量を増やしたり減らしたりするのも思いのまま。コントロール可能だ。

石油を掘り出せば掘り出すほど、金で行なっていたのと同じ発想で、お金を製造してそれと交換。その石油を使えば使うほどパワーが生み出され、お金のパワーの裏付けとなる。

しかも燃えて消えて無くなる(すでにパワーは発揮されパワーとして蓄えられた)ので、さらに掘り出しお金を刷って交換すれば良い。

こうすることでお金は全世界で消費される石油の生み出すパワーを交換可能にし、世界経済を支えるようになった。

 

変動相場でパワーコントロール

お金はパワーと交換可能だから、石油による価値の裏付けの元になった。そして石油を大量に消費することでパワーが国家に付与されたので、国が保証すればお金にパワーを付与することがいよいよ可能になった。

お金を発行している主体となる国が十分なパワーを蓄えたなら、他の国々も、もはや金庫の中の金に合わせてお金の流通を制限する必要などなくなった。そうして生まれたのが「変動相場制」だ。

この記事を書いている今日は 1$ = ¥115。そしてこの金額が上がったり下がったりする。

国家のパワーが強い状態でお金を大量に刷れば、その国はそのお金でたくさんのものを世界から買うことができる。見方を変えると、お金というパワーを出せば支配が可能になる。

国のパワーが益々強くなると期待できる間、バランスよくお金を刷れば、そのお金で国家は強くなっていける。だが、その期待が弱まると、お金の価値は下がってゆく。

円やドルが安くなったとか高くなったということになる。

お金の本質―それは仮想パワーだ

お金”Money”は仮想パワーであり、パワーを容易に移動させ交換可能にした道具ということ。であれば、そのパワーに強弱をつけられるならコントロール可能になる。

お金持ちとは、強力なパワーを自在にコントロールし、いつでも発揮可能な状態にあること。お金の流通とは、そのパワーバランスの変化。

逆も真で、強力なパワーをいつでも発揮可能な状態にあるなら、容易にお金持ちを生み出すことができるし、なれる。

 

 

では仮想パワーであるお金を「稼ぐ」とはどういうことだろう。

“Money” お金の本質はなにか?② 価値はパワー

価値とは「わたしの大事なもの、大切なこと」。そこから生み出されるものは力、自分の中に湧き上がる力(パワー)だ。これを「生き甲斐」と呼ぶ人もいる。生きようとする活力だ。

価値とは、すなわち力(パワー)のこと。

何かを生み出すにもパワーがいる。その何かを移動させるにもパワーが必要だ。人の手で運べる程度の重さと距離なら人が運ぶだろう。しかし人の限界を超えたなら、なにか別の手段が必要になる。

パワーを交換可能にする道具

自分だけで移動した先で、何か用意して運ぶ必要が生じたらどうするだろう?

もし互いに合意した交換の手段として、その交換方法の約束を書いた書類が用意され、その内容が遠く離れた2つの場所で保証される仕組みがあったなら、その人は事前に書類を用意して何も持たずに移動すれば良い。

余分なものを持たずに済み身軽に素早く移動できる。その温存された体力と時間の節約がパワーを生み出すことになる。この互いに交換可能な約束が書かれた書類の有効性と中身を保証する仕組み。

その約束事をお互いに石に記したり、重さや大きさで表現することに合意し、そういったものが「貨幣」となり、やがてそれを貴金属にしてより大きな価値を「お金」として動かせるようになっていった。

つまり、価値であるパワーの分量を数字で記載し(あるいは重さによって数を定め)、互いに交換に合意してあるものが「お金」だ。お金はパワーを記録したもの。いまどきの表現にするなら「仮想パワー」ということになる。

「お金」(貨幣)は今から4500年も昔のメソポタミアで使われていた。それは考古学上の発見からわかっている。この仕組は、太古の昔からその有効性が認められていたのだ。

お金そのものにパワーがあるわけではない。それは仮想的なもの想像上のものだ。その仮想的であり想像上の付与された数字の意味する分だけ、パワーと交換可能という約束がみんなで合意されている。ということなのだ。

この約束を日本政府が保証しているので、この合意内容から逸脱すると違法であり厳罰が待っている。ある場合は裁判になり、民事裁判や刑事裁判になる。

お金の価値は仮想パワーである。お金はその価値を記載してある互いに約束した合意文書である。

 

“Money” お金の本質はなにか?①

「壱万円」と特別配合のインクを使い精巧に印刷された紙。それに火を近づけるといとも簡単に燃えて無くなる―人々はそれを「お金(おかね)」と呼ぶ。

火を近づけて燃やすことなどきっとしないだろう。その紙に記載された壱万円には ¥10,000- 分の価値が保証されているので、その価値を他のものに換えることになる。いわゆる「買う」ということだ。

誰が綺麗に「壱万円」と印刷された紙に ¥10,000- の価値を保証しているのだろう。意識してその紙を見てみよう。なんて書いてある?

日本銀行券」そう、つまりは日本銀行がその価値を保証している。

その存在は、日本国の法律に定められた機関だが本質は民間企業。日本国も出資しているが、個人もかなり(1/4)出資している。その民間銀行が日本国の中央銀行の役割を担い、日本銀行券の流通をコントロールしてお金の価値を維持していることになっている。

価値の本質を考えるとお金の姿が見えてくる

「壱万円」と印刷した、たかが紙であるはずなのに、お金としての価値があるとはどういうことなのだろうか?

価値とはなんだろう?

易しい言葉で表現すると「私にとって大事なものや大切なこと」。

ここでは「大事なもの」としよう。この「大事なもの」は君の暮らしを維持するのに役立ってきた。

その「大事なもの」がなかったとき、たくさん体力を使ってある「大切なこと」を行なっていた。でも君がその「大事なもの」を作り出してからは、「大事なもの」のおかげで「大切なこと」を楽にこなせるようになり、余った体力を他のことに振り向けて、暮らし向きをよくすることができた。

眺めてその姿はなかなか格好いい。自分には芸術的センスがあると自負できるほどだ。他の人もみな褒めてくれるから嬉しくなって使い方を見せ、とてもいい感じになるのを他人も知るようなった。

すると「ちょっと貸して」「ぼくも」「わたしも」と近くに住む人の役に立つようになった。やがて人々はいろいろ持参するようになった。ある人は取れたての野菜、ある人は果物、ある人は鶏、ある人は豚あるいは牛というように…。「ありがとう!とても助かった」という感謝に添えて。

この人は「大事なもの」を作り他人に貸すことで、他人も「大切なこと」を楽にこなせるようにし、他人も余った体力を他のことに振り向けることができた。それで「大事なもの」の所有者である君は他人の省力化に貢献したので、野菜や果物や鶏や豚や牛などを擁する富んだ人になっていった。人々から多くの感謝を受け人々からの信頼は日に日に増していった。

「大事なもの」よって省力化を発生させ、他に振り向けられる余分な「力」を生じさせたのだ。

これをまとめると、価値は「力」パワーということになる。

「お金には換えられない大切なこと」ってあると思う。だがこの言葉の表現で、お金に交換可能な価値があることを表現している。

お金の価値は人々によって与えられている。それはパワーである。

2017バブル経済の到来

30年前の話、「嗚呼あの頃は良かった」近代日本昔ばなしを聞いたことがあるだろうか。2017年の今ではもう40代後半から50代前半になっている、かつては若者だった男女の「あの頃わたしもあーでこーで」って話。1986年、日本にバブル経済の火が付いた。泡がブクブク〜と立ち上がってきたと言うべきか。

あまり実感が沸かないが、今はもはや2017バブル経済の様相だ。こうなる今の傾向は、2015年の夏頃から既に始まっていたのだ。

どうしてそう言えるのか

翌年2016年夏にはアメリカ大統領選挙の各候補が固まり、いろんな論戦が繰り広げられている真っ只中。まさかトランプ大統領が誕生するとは夢にも思わなかったのだろうが(ヒラリー・クリントンさんではダメだという流れは既にあった)、未来予想図は描けた。

そんな未来を控えていた2015年末、いずれにしろ未来に向けて経済は動く必要があった。自分の都合のいいように考えるのではなく、どう動いていくと他人の都合のいい状態になるか。そうするとこうなると私は考えた。

まず2万円台の大台をチラッと見せて株価急落。そして大統領選挙結果が定まってくる前後で2万円目前で一進一退。そういった予想を立てることができた。

メディアではトランポノミクスなんて言っているが、単純にトランポリン効果でいいのではないか。おそらくこの2017バブル経済を振り返って「トランポリンエフェクト」と揶揄する時代がやってくるのだろう。

「トランポリンエフェクト」ってクールだろ?

いづれにしろアメリカ1国主体の世界経済に無理がある。だからといってもう一翼を中国が担うには役不足。やはりかつて世界の覇者である英国と米国の強固な関係、そして米ドルでも英国ポンドでも支えきれない世界経済の歪(いびつ)な状態を支え直すため、国際連合主体の世界経済に踏み出す前に、日本の円が世界で通用するほどの強い状態にならなければならないはずだ。

これから先どうなるのか

中国はロシアと北朝鮮と頑張って仲良くする、していかなければならない。

米国は英国と蜜月関係に。そもそも縁が切れたことはない。

そして日本は米英の強い関係の中、そこに組み込まれることになる。日本人のアイデンティティは決してでしゃばらない。これは米英に絶対的な安心感と信頼感を醸し出す。あくまでも主役は米英。しこたまお金を出すのは日本だが、それでいいのだ。

ある経済学者は、円建て米国債を発行するなら米ドルは高くなりすぎず、一定の価値をキープ。日銀には円で購入した米国債が入り、日本円の価値を国際的に保証する。アメリカ政府が日本円を承認するようなものだ。

アメリカ政府には大量に献上された日本円で色々な経済政策を打ち出せる。
「この提案、結構アメリカに都合がよく単純明快。だからきっとなる」とその高名な経済学者は言い切っている。わたしはこの話を聞いて「なるほど!」と膝を打った。

これはアメリカ政府が日本の紙幣を刷る輪転機を回す権利を得るようなもの。

米国債を大量に印刷してトランプ大統領「これいいだろ。」って。日本政府は算盤はじいてメリットを取る。日銀は輪転機ブン回す。たくさん壱万円が米国政府の金庫に流れ込む。この金使って何しようか?なんでもできる。なんせ全額日本から献上された金だからねぇ。えっへっへぇ〜

使った大量の壱万円が市場に出回ると、人々は壱万円でガンガンお買い物。一般企業が日本製部品を日本円で購入、米国に持ってきて組立て売る。日本製品はアメリカ国内全体から見たら献上品のようなものになるのだ。米ドルの財布から1㌦も使わず、すべて貰った壱万円でお買い物。それにアメリカ人の手で付加価値をつけ、信頼性抜群の製品が市中に出回る。メードインアメリカ!アメリカファースト政策はうまくいく。

日本からのお金でアメリカ政府は英国やユーロ圏の国々でお買い物。好きなだけお買い物。ガンガン買う。しかも売ってくれる。なぜならそれが日本円だから。

日本に大量の日本円が海外から流れ込んで、その結果ハイパー好景気。

日本円が市中に大量に出回り、2020東京オリンピックもある。日本円の札束持って日本国内にどっとやって来る。日本での最高のおもてなしを受ける軍資金は十分にある。

外国人からすると、信じられないぐらいのハイパーホスピタリティー!
「こ、これがジャパン!お・も・て・な・し」「こんなの見たこと無い」「にっぽんすごーい」ってことに。

日本円の出処はアメリカ。米国内も景気が良くなり、そんな様子をロシアも黙ってないでしょう。当然英国も。日本との円ベースの取引がどれほどの経済効果を生むかを見ることになる。

英国もロシアも円建て国債を発行。実質の国債基軸通貨が円という時代。日本は世界の信任を受け、国連の常任理事国入りを果たす。ハイパー好景気・ニッポン。それが許されるのは国連を軸に世界経済統制の道筋をつくる。

これは円を軸に「世界同時バブル」という構図になってしまう。そうなると、そのバブルが弾けたとき、とんでもないことになるが、「これでもう大丈夫。経済は安泰」という世界観が醸成されるのだろう。

危険ではある。でもこの流れはきっととめられない。

お客さまは神さまなのか?

人が大きな目標を捉えてゆく過程について、原点に立って考えてみた。

人はみな成長したい。大きくなって進歩するってことは良いことだ。そのはずだ。それはクールだった。たとえば、未来の自分を想像して『そうなった自分』なんて過去形で言うとなんだかキマる。カッコイイよね。

だから人は成長してゆく。いつまでもどこまでも。

じゃぁ成長させる原動力ってなんだろう?
「成長したくない」という想いが強いと背が伸びなかったりするのはなぜなんだろう?

成長の原動力、その源は自らの意志の力だと思ってきた。(本当はもう少し踏み込んだ深い想いがあるけれど、それは別の機会に。)

目的とは、夢に向かわせる意志。

目標とは、夢に日付をつけたもの。

計画とは、実行可能な目標達成カレンダー。

計画のズレとは、夢の一部が実現できなかっだけ。

そして夢に向かわせる意志の源が「成長したい」という意志の力なんだ。そんな生き方ができるとき、それは自分にとって心地よく、それに関与する周りの人も心地よい。

でも、人は決して自分の力だけでは成長できない。必ず他から与えられた力を必要とする。「エネルギー注入」という表現がぴったりかもしれない。そしてエネルギー保存の法則が「成長」として捉えられる訳だ。

成長するという意志を働かせ、夢をかなえるには力が必要で、でも自分はその力を持っていないし足りない。そこで他の人の力を貰うとか借りるとかして人は成長し力を得て、その夢を叶えてゆくことになる。

他人の力を貰ったとしても、プレゼントした人は当然の見返りを求める。それは感謝だ。

感謝とは、大切で貴重なものとして尊厳を与えられ愛着をもって扱い、扱われること。「あなたは大切な人です」「わたしは大切にされている」とお互いに示し示されること。

それで、生きるとは他人の力を借りることで、人生とはその借りを返すこと。

ということは、貰うことも借りることも、その違いはあまりない。返報はどんな場合も必要で、返すのは「愛」か「利息」かということになる。

「愛」という名の感謝、ちゃんと示しているかな?

社会の営みの中で自分の夢をかなえるには、他の人の助けがいる。ということは、他の人の助けを得るために『助けて!』と叫ばないといけない。

人は助けたい。

本能的に見て「助けが必要」とわかると、自分に力があれば行く。力が足りなければ周りに声を掛ける「誰か!」って。川で溺れている子どもがいる!(心動く・緊急事態)とか、羽つき餃子がめちゃくちゃ旨い!(心動く・感動)とか、人が動くのは実は同じ。

救いを与えてくれた命の恩人に、救われた人はず〜っと感謝するから。決して忘れない。もう神様のような扱い。

だから「お願い。買ってくれ!」は「助けて!」と同義。苦しい時期に救いを与えてくれた人々への感謝を、一生忘れない。だから

「お客さまは神様です」という日本人特有の感性が生まれ、感謝の念の厚い文化がそれを支えてきた。

海外では、サービス供給者が神のよう。感謝を受けるのはサービス供給者だからね。そして今どきの日本の若者文化は感謝が薄いと言われる一方で、抜群のサービス供給者には神様扱いしている。

「神ってる」一流のスポーツ選手への賛辞や、音楽やダンス、はたまた見事なサービス提供者に対して「神」と呼んでいる。

ということは今、サービス供給者には極めたもの、極上のサービスを提供することが求められており、それを可能にしたなら神のように扱われることになる。

ということで、サービス供給者は極上のサービスを提供しよう。そして神扱いを受けよう。そしてそこでは謙遜して「光栄です、お客さま。心より感謝致しております。」と切り替えそう。

こうやって互いに高め合いエネルギーを供給し合おう。そうすれば互いに成長し、夢の実現にまた少し近づけるようにお手伝いしてあげられる。

そしてやがて自分の夢が叶っていることに気づく。