“Money” お金を稼ぐ ① パワーをどのように生み出すか?

お金”Money”は仮想的パワーであり、そのパワーを容易に別の場所に移動させ交換可能にする道具となった。前回まで4回に分けてその本質について語った。

パワーの源泉は、かつては全て人力だった。それが集まって国家という制度でそのパワーを集約させた。そうして集積され生み出されたパワーは、金”Gold”と交換可能と定め、金は仮想パワーの裏付けとしてふさわしい美しさと重さと耐久性と加工のしやすさと移動のしやすさとがあった。

やがて、そのパワーの源泉が石炭に、そして石油にかわり、そしていよいよ石油も他のものに譲るときがきた。より進んだパワーの源泉を人類は使えるようになってきた。これに関してはまた機を見て語りたい。

パワーを生み出しお金にする

パワーの源泉を持てばお金はいくらでも生み出せる。例えばサウジアラビアの石油王がそうだ。石油をタダ同然のコストで掘り出せば、全量が米ドルで支払われる。お金が湧いて出るかのように見えることだろう。

この石油は世界じゅうのどこでも使える。それを使いこなすような仕組みが世界じゅうに整っている。

パワー発生源の原点に立ってお金を稼ぐ本質を見よう

パワーの発生源は、実は誰もが持っている。人は生きているなら、だれもが自分のパワーを発生させられる。

では、その場で立ってみよう。続いて座ってみよう。

今、君のカラダの中で食べた栄養素が筋肉中で消費されパワーを発生させた。
この文章を読んで理解を進めているところで、頭脳の連接が電気信号を化学信号に変換しながら増幅し、その過程で栄養素を消費して熱エネルギーが発生している。体温はだいたい36℃で健康だ。

これを読んだ沢山の人々の中には「立った」「座った」をしてくれたことだろう。

君を動かすことができたなら、このブログ、この文字と文章に君のパワーが付与された。これをすなわち「付加価値」という。
感謝します。どうもありがとう!

こうして君だけではなく他の人も動かす。
そして心動かされ、さらにクリックし他の記事も読みたくなる。

なったでしょ?これこそ付加価値。

付加価値とは、自分ひとりのパワーは微弱でも、それをきっかけに他人の信任を得て思考を刺激し、心を動かし動作を促す、そんなパワーを発揮できる状態。
他人のパワーを引き出し連鎖的にその影響範囲を広げられる状態なのだ。

このように、パワーの発生源を自分(たち)を起点に連鎖的に影響範囲を広げ、他人の連鎖的なパワーを発生させられれば、ひとつひとつは微弱でも、それらを集積すると物凄く大きなパワーになる。

人の内なるところだけで起こるパワーから、心が動き、体が動き、別の場所に移動し、移動手段を用い、他人に伝え、その人がまた拡散させ…

このようにパワーの発生源が自分一人でも、それを起点に他の人のパワーを連鎖的に引き出せれば、それを1箇所に集約できれば、そのパワーは強大になる。このパワーをどのような形にするか?

この強力なパワーを換金できたとき、お金を稼いだという。

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