「ありがとう」という感謝の気持ちを受けたくてひたすら励む人も少なくない。「その言葉が聞きたくて頑張っているだけなんです。」と心がける人も多いと思うが、素敵なことだと私は思う。そういった実直な方々の元に感謝を届けたい。
届けるとは移動させること。「感謝を届ける」とは、感謝は移動できるものなので、届けられるということ。
「感謝を移動する」とはどういうことだろう?
そのまえに「感謝」について考えよう。
「感謝」とは?
「感謝」とは、ある人の心が動いている状態。どう動いているかというと、ある人の心にパワーが働いて「好意」や「愛情」を感じ、その人の心がパワー源に気持ちを「伝えたい!」と動かされている状態だ。
「感謝」とは、大切で貴重なものという尊厳を与え愛着をもって扱っている心の状態のことでもある。
「感謝を示す」とは、感謝を自分の内なるところから外に出すこと。
「感謝を示される」とは、感謝を受けた人が感謝を示す人からの自分への感謝の心を認識できたとき。
「あなたは大切な人です」と示し「わたしは大切にされている」と感じることができ、お互いに好意を示しあい、互いに「好かれている」と認めあうこと。これがあると人間関係はうまくいく。人はこれがあるので生きていられる。
このことをベースに人は成長し、チームを組み、互いを磨き、社会は発展する。
相互にこういった気持ちがあってモノの移動があり、コトが行われれば、それは社会をますます良い方向に発展させ充実させるものとなる。